お子さまの進路を考える中で、通信制高校が選択肢の一つとして挙がることも多いのではないでしょうか。

ただ、「通信制高校」と言われても具体的なイメージがつきにくく、
「通信制高校ってどんな仕組みなの?」「ちゃんと卒業できるの?」
さらに「卒業しても高卒として扱われるの?」といった疑問や不安を感じている方も多くいらっしゃいます。

特に不登校を経験している場合、
「毎日通わなくても大丈夫なのか」「学力は身につくのか」といった点が気になるケースも少なくありません。

通信制高校は、近年注目されている学び方の一つであり、従来の全日制高校とは仕組みが大きく異なります。

本記事では、「通信制高校とは何か」「どのような仕組みで卒業できるのか」について、わかりやすく解説します。

 

Q. 通信制高校とはどんな学校?

A. 自宅学習を中心にレポート・スクーリング・試験で単位を取得し、高校卒業資格を目指す学校です。

・理由①:通信制高校は毎日通学する必要がなく、自宅学習が基本となる仕組みであるため
・理由②:レポート提出・スクーリング(登校)・試験の3つで単位認定が行われるため
・理由③:自分のペースで学習できるため、不登校や多様な事情に対応できるため

① 通信制高校の基本的な仕組み
通信制高校は、毎日通う全日制高校や夜間に通う定時制高校と同様に、日本で認められた正式な高校です。
どの課程を卒業しても「高卒資格」として同等に扱われます。

卒業要件も共通しており、以下の3つを満たす必要があります。

・3年間(36カ月以上)の在籍
・74単位以上の取得
・30時間以上の特別活動

通信制高校の特徴は、この「単位の取り方」にあります。

入学後は、1年間分のレポート(課題)が配布され、それを自宅学習で進めていきます。
一般的には、年間で24〜25単位程度、12〜14教科を履修するケースが多いです。

また、通信制高校は「通わない学校」と思われがちですが、実際には必ず登校が必要な「スクーリング」があります。
このスクーリングに出席しなければ、卒業に必要な単位は認定されません。

学校によって異なりますが、スクーリングは年間数日程度から設定されている場合もあり、全日制に比べて登校日数は大幅に少ないのが特徴です。

さらに、レポートとスクーリングに加えて、単位認定試験に合格することで、はじめて単位が認定されます。もちろん、全日制高校より圧倒的に登校日数は少ないですが、この期間は必ず出席しないと卒業に必要な単位が取れません。
通信制高校にもよりますが、スクーリング期間は最短で年間4日間程度の登校で終わるところもあります。

上記の2つと合わせて単位認定試験を受けてようやく、単位を取得することが出来ます。

② スクーリングとは?
スクーリングとは、実際に学校へ登校して授業を受けることを指します。
通信制高校によって登校頻度は異なりますが、主に以下のようなパターンがあります。

・週1回程度
・月に数回
・年に数回

スクーリングでは、履修している教科の授業に加え、特別活動(学校行事など)も行われます。
また、スクーリングには主に2つの形式があります。
■ 通い型
自宅から学校へ通学する一般的なスタイル
■ 合宿型
一定期間、宿泊施設などに滞在しながら集中的に授業を受けるスタイル
合宿型の場合は、移動や宿泊が学校側で手配されることも多く、短期間で単位取得に必要な出席を満たせる点が特徴です。

③ 通信制高校の特徴とメリット
通信制高校には以下のような特徴があります。

・自分のペースで学習できる
・登校日数が少なく、負担が軽い
・人間関係のストレスが少ない
・不登校からでも再スタートしやすい

一方で、日々の学習を自分で進める必要があるため、自己管理が求められます。

そのため、
・先生のサポート体制
・通学コースの有無
・サポート校の併用

なども含めて検討することが重要です。

具体例・ケース

中学時代に不登校だった生徒が通信制高校に進学し、

・最初は年数回のスクーリングからスタート
・徐々に学習習慣が身につく
・通学コースを利用して登校頻度が増加
・最終的に大学進学を実現

といったケースは多く見られます。

「無理なく始められる環境」が、その後の成長につながる大きな要因となります。

よくある質問(FAQ)

Q. 通信制高校でも大学進学はできますか?
A. はい、可能です。進学コースや個別指導を利用することで、大学進学を目指す生徒も多くいます。

Q. 通信制高校は簡単に卒業できますか?
A. レポート提出・スクーリング出席・試験合格が必要なため、計画的に取り組むことが重要です。決して「何もしなくても卒業できる」わけではありません。

まとめ

・通信制高校は自宅学習中心の高校
・レポート・スクーリング・試験で単位を取得
・自分のペースで学べる環境が特徴

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